お知らせ

家族それぞれのふるさとの景色を作る、「由利本荘市」

1市7町が合併した由利本荘市は秋田一の広さ。そのため、山・川・海などの自然が豊かで、さまざまな歴史や文化も内包しています。知れば知るほど深い市の魅力の一部を、親子の目線でご紹介していきます。

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親子で楽しむ由利本荘市

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豊かな自然があふれる由利本荘市は秋田で一番広い市。神奈川県の半分の広さがあります!
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親子で参加可能な「ままちょこ」のヨガワークショップ。月齢問わず小さな子どもも同伴可能

「移住先はどんなところ?子育てはどうする?」移住には期待と不安がつきものです。今回は由利本荘市の魅力を交えながら、親子が仲良く元気に過ごすための情報やスポットをご紹介していきます。

親子が新しい土地で暮らすことになったとき、大人も子どもも「新しい友だちができるかな?」と考えるのではないでしょうか。そんなとき、親子を温かく迎えてくれるサポートのひとつが、由利本荘市の子育て支援団体「ままちょこ」です。
「まま」も「ちょこっと」息抜きできるといいね、という想いがこもった「ままちょこ」では、地域やママ同士のつながりを深める活動をしています。

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「ままちょこ」代表の菅原清香さん。移住して最初に驚いたのは、自家用車の利用頻度の高さだそう
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おしゃべりしながら子育ての情報交換ができる「おしゃべりカフェ」。大人も子どもも年齢不問!

「ままちょこ」を立ち上げた代表の菅原清香さんは、ご主人の仕事の都合で東京を離れ、由利本荘市へ移り住んだ移住の先輩です。移住当時は菅原さん自身、慣れない子育てのことを相談できる人がいない心細さに悩んだといいます。「ままちょこ」には同じように移住してきた親子も多く在籍しているので、地縁がない方でも気軽に相談することができます。

メインとなる活動は、おしゃべりや遊びを通してママたちが寄り添える「おしゃべりカフェ」と、親子で地域の良さを体感できる地域体験型の「ワークショップ」。交流のなかで頼ったり頼られたりすることが、新しい楽しみややりがいにつながっていきます。子どもが進んで赤ちゃんのお世話をしたり、年の離れた友だちを作ったりする光景も。いろいろな人が集まる場ならではの体験に親子で刺激を受けられるかも知れません。

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秋田みそ作りの風景。「ワークショップ」では親子で思い出作りをしながら、地域文化に触れることができます

菅原さんは「地域を知り、人とつながっていくことで、今では生活も子育ても面白いと感じています。最初から上手にお話しようと思わなくても大丈夫。一回だめでも、いろんなイベントに顔を出していくうちに、一生の友だちができるかも知れません。ここでしかできない体験や生活を満喫してみませんか」と前向きなメッセージをくれました。
今後は制服のリユースや子どもの学びサポートなどにもチャレンジしてみたいということなので、サポートの輪はさらに広がっていきそうです。

由利本荘市で子育てに困ったときにはぜひ、同じような仲間がいることを思い出してくださいね。

【ままちょこ】 HP/ https://mamachoco-yurihonjo.hatenablog.com

さて、ここからは親子で出掛けられる、食べられる、由利本荘市のスポットをご案内します!

大人も子どもも楽しめるカフェ

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「カダーレ」では男の料理教室や写真展などの地域イベントや、コンサートなども行われます

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席からも目が届くキッズスペース。赤ちゃんを寝かせることもできるように、広いソファーが設けられています

由利本荘市文化交流館「カダーレ」は、劇場や図書館、天体観測室、市民が利用できるギャラリーなどを備えた市を代表する文化施設。老若男女が集うこの場所に、キッズスペース付きカフェレストラン「ココワフタツメ」があります。

おしゃれな店内は、地元の木工職人が手掛けた木のぬくもりある内装で統一されています。なかでも目を引くのが、飲食スペースに隣接するウッドキッズスペースです。登れる斜面や滑り台を取り囲み、可愛らしい木のおもちゃが並んでいて、ランチタイムにはこの一角が子どもたちで大にぎわい!

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お子さまプレート(650円/税込)。ポテトやコーンなどがついてボリューム満点
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タコライス(900円/税込)。豆とタコスとトマトの食感が口の中で踊ります。お肉のソースが濃厚

ランチメニューも親子で楽しめるラインアップ。お子さまプレートのハンバーグは、牛肉のしっかりとした肉感と、コクのあるソースが味わえる本格派。通常メニューも、ステーキなどのお肉料理、季節替わりのランチメニュー、ドリンクや軽食などのカフェメニューと充実しています。お腹いっぱい食べたい日にも、ちょっと一休みしたい日にもありがたいですね。
お米は地元農家が手掛ける「久次郎米」、デザートのプリンにも「佐藤養鶏所」の卵を使用するなど、地元の食材を取り入れた手作り料理にこだわっているので、温もりたっぷりのお食事を楽しむことができます。

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オーナーの渡邊嵩さん。食材やイベントで地元企業とコラボするなど、飲食業を通して地域を盛り上げています

オーナーの渡邊嵩さんは、生まれ育った由利本荘市に店を持ちたいという夢を持って、大学卒業後、東京や仙台で飲食関係の仕事に携わっていました。2018年3月に由利本荘市へUターン移住。これまでの経験を生かし居酒屋「マナイタ」をオープンしました。2店舗目のこちらが「ココワフタツメ」というわけです。
都会へ出て、地元の豊かな自然や食に改めて気が付いたという渡邊さん。内装や食材に至るまで地元の良さが詰まった店内は、都会的でありながらほっとする居心地のよさです。

お食事をしていると、スタッフの皆さんの笑顔が素敵なことにも気が付きます。渡邊さんは「お客様に楽しんでいただくと同時に、スタッフが格好良く働ける場所も目指しています」と教えてくれました。
由利本荘市で働く人の温かさにも触れられる、親子癒やしのスポットです。

【ココワフタツメ】

住所 秋田県由利本荘市東町15(カダーレ内)
営業時間 11:00-17:00
定休日 火曜(不定休あり)
SNS Instagram
電話 0184-23-0222
駐車場 カダーレ駐車場あり

発酵文化が息づく石脇通り

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「齋彌酒造店」の日本酒「雪の茅舎」と、雪の茅舎シリーズのお土産。地元の米と水の旨味が詰まっています

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昭和初期の古民家を再生した「発酵小路 田屋」。建物の元の持ち主の湯田さんの名前が店名にも生きています

秋田県では冬の食品保存の目的で、麹を使った発酵食品が発展してきました。日本酒、醤油、味噌、納豆や漬物などその種類はさまざま。発酵させた食品は、微生物の働きで保存性だけでなく栄養価やうまみもアップ!腸内環境を整え、生活習慣病を予防する効果もあるといわれています。
由利本荘市は日本酒の酒蔵が3つもある発酵文化の市。なかでも石脇通りは、発酵食の老舗が軒を連ねる通りです。

石脇通りにある「発酵小路 田屋」は、地域の発酵食の魅力をぎゅっと濃縮したスポット。日本酒「雪の茅舎」で知られる石脇の酒蔵「齋彌酒造店」が営む複合施設で、ショップ、カフェレストラン、発酵食品の工房、多目的ホールが集まり、観光を楽しむ気分で気軽に発酵文化に触れることができます。

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さまざまな発酵食品がそろう店内。Tシャツや前掛けなどの齋彌酒造店オリジナルグッズ、秋田県の名産品も
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カフェメニューの「みそピザトースト(770円/税込)」。自家製あまこうじみそとチーズの相性が抜群!

お店に入ってすぐのショップはまるで発酵食品のギャラリー!「齋彌酒造店」の美酒はもちろん、日本酒を使ったお菓子、特製の奈良漬け、おつまみなどなど…さまざまなお土産が棚を飾ります。大人も子どもも楽しめるノンアルコールの甘酒は、自然な甘みで米麹がふわっふわ。

ショップと隣接するカフェのメニューも、もちろん発酵をテーマにしています。塩麹や大吟醸を使用した、栄養たっぷりのランチやデザートでお腹も心もいっぱい。日本酒の仕込み水を使ったパンも自家製というこだわりです。
「齋彌酒造店」のお酒づくりの特徴は、「日本酒に櫂を入れない」「濾過しない」「加水しない」の3つの“無い”。できるだけ余分な手を加えず、蔵内の微生物の力を最大限に生かした製法を心掛けているのだそう。
「お酒は人ではなく微生物が醸す」という想いのもと、発酵食品のパワーを一層引き出しているんですね。

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「マルイチしょうゆ・みそ醸造元」、「ヤマキチ味噌醤油醸造元」など石脇の老舗の味も集まる

「発酵小路 田屋」では、「齋彌酒造店」の商品だけでなく、同じ石脇通りの醤油・みそ醸造元が作る調味料や、地元名産の「本荘うどん」など、石脇ならではの食文化をまるごと発信しています。
由利本荘市の自然で豊かな食を味えば、大人も子どももお腹の底から元気が湧いてきますよ。

【発酵小路 田屋】

住所 秋田県由利本荘市石脇字石脇279
営業時間 10:00-18:00(カフェは17:00まで)
定休日 木曜定休
電話 0184-74-8207
HP https://www.hakkokoji-taya.jp
駐車場 あり

次は、由利本荘市の自然を散策しましょう。日本海を満喫できる道の駅です。

遊びも食も絶景も!雄大な日本海

由利本荘市には酒蔵が3つもあるとご紹介しましたが、なんと海水浴場も3つあります!水遊びやマリンスポーツ、海キャンプにフィッシング…雄大な日本海を舞台に大はしゃぎできるのも、市民の特権です。
海のアクティビティを満喫するなら「glassy」がおすすめ。「glassy」ではサーフィンやSUP(立ち漕ぎボード)、カヤックなど、大人も子どもも様々な体験することができます!

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大人も子どもも楽しめる“水遊び”と大自然をフィールドにしたマリンスポーツが待っています!
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県内外からの観光客でにぎわう「道の駅岩城」。すぐ近くには、広場や島式漁港、コテージや風車などがあります

海沿いの道の駅「道の駅岩城」も外せません。敷地には、温泉、ショップ、レストラン、オーシャンビューのオートキャンプ場、広場や島式漁港(海にせり出した島のような漁港)などが大集合!何と言っても、裏手に広がる砂浜の海が最高のロケーションです。
めいっぱい遊んでから海を望む温泉に浸れば、贅沢が体に染みわたりますよ。由利本荘市は、道の駅岩城の「港の湯」をはじめとする温泉に恵まれ、市内14の個性豊かな泉質が訪れる人を癒やします。

そして海があるということは、海の幸もあるということ!ハタハタ、タイ、サケ、ヒラメ、岩ガキなどの地魚、さらにギバサやクロモなどの海藻に至るまで、多様な旬の味が食卓を彩り、食からも季節の移り変わりを実感することができます。

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道の駅岩城のレストラン一番人気「本日の海鮮丼(1,740円/税込)」。この日はタイやヒラメなど10種の具材!
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ウェーブ岩城。すぐ隣には「岩城みなと」の駅があり、秋田市や山形方面にも足を伸ばすことができます

 また、岩城の海は夕陽が美しいことで有名で、太陽が沈む絶景を見るためだけに観光客が訪れるほどです。夕陽に照らされると空一面の雲が色づき輝くので、空模様によって毎日違った自然の芸術を楽しむことができます。日本海の夕陽が市の自慢という市民も珍しくありません。

道の駅からほど近い羽越本線の駅「岩城みなと」にも子どもたちの集まれる場所があります。駅に隣接する「ウェーブ岩城」は児童センター・保健センター・図書館を複合した施設でアクセス良好。岩城の海を望む小高い丘の上にあり、駐車場からの風景も絵になるスポットです。

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世界が美しい色彩に包まれる夕暮れ時。心が洗われ明日への希望が湧いてきます

【glassy】

住所 秋田県由利本荘市岩城二古字川尻221
営業時間 9:00~21:00
定休日 不定休
HP https://glassy.info/tour/

【道の駅 岩城 アイランドパーク】

住所 秋田県由利本荘市岩城内道川字新鶴潟192-43
営業時間・定休日 各施設による
電話 0184-73-3789
HP https://michinoeki-iwaki.com
駐車場 120台

秋田県で最も広い市、由利本荘市には、海もあれば山もあります。最後は森林を生かした子どもたちの遊びのパラダイスを覗いてみましょう!

木の温もりに親子で癒やされる

「鳥海山木のおもちゃ美術館」は、大人も子どもも学んで遊べる木のミュージアム。この「おもちゃ美術館」の建物には、国登録有形文化財の旧鮎川小学校校舎が活用されていて、その規模は現存する木造校舎では秋田県最大級です。大人には懐かしく癒やされる校舎ですが、子どもたちにとっては見たこともない新鮮な空間かもしれませんね。
“美術館”といっても静かで難しい雰囲気は一切ありません。館内は子どもたちが駆け回って遊べるプレイルーム。館内にところ狭しと並ぶ木のおもちゃや遊具が親子を迎えてくれ、そのほとんどに地元の秋田県材が使われています。

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「鳥海山木のおもちゃ美術館」の前に立てば、子どもたちの笑い声が外まで聞こえてきます

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「ちょうかいタワー」の滑り台を下りると、木のどんぐり5000個を敷き詰めたどんぐりプールが!

 平屋建ての校舎のおよそ三分の一が遊びのスペースで、教室ごとにテーマの違う木のおもちゃで遊ぶことができます。一番人気は、広い体育館いっぱいに大型遊具を配置した「もりのあそびば」。中央に滑り台付きの大きな二階建てタワー「ちょうかいタワー」がそびえ、それを取り囲むように秘密基地のような「遊びの小部屋」が26室も並びます。

子どもたちは小部屋を行ったり来たり、体育館を飛び出して教室を行ったり来たりと遊びに夢中です。
校舎の裏山には生きた樹木にふれあえる「あゆの森公園」も整備されているので、屋内外を問わず冒険し放題。さらに館内では日替わりの手作りおもちゃ作りやイベントも催されます。親子でクラフト体験や木工体験に没頭することもできますよ。

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「もりのあそびば」の中には絵本から飛び出したようなツリーハウスも。大人も登ってOKですよ
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おむすび2個(280円/税込)。まめごはんや古代米ご飯など、ごはんにこだわったメニューもたくさん

館内にはさまざまな遊び場があり眺めているだけでもうきうきしてくるので、ぜひ動画でもご覧ください。美術館の窓を開けてすぐに見える「由利高原鉄道」の線路には、木のおもちゃとキッズスペースを備えた鳥海おもちゃ列車「なかよしこよし」も運行します。

お腹が空いたらキッチンカフェで一休み。由利本荘市産のひとめぼれを羽釜で炊いた「おむすび」や、由利地域名物「ゆり根うどん」など、懐かしさと愛情を感じる素朴なお食事が魅力です。おこさまランチプレートが5種類もあるところにも、子どもたちへの優しさをたっぷり感じます。

【鳥海山木のおもちゃ美術館】

住所 秋田県由利本荘市町村字鳴瀬台65-1
営業時間 9:00~16:00 (冬季は10:00〜)
休館日 毎週木曜日・年末年始
電話 0184-74-9070
HP https://chokaisan-wtm.jp/
駐車場 170台

由利本荘市は、子どもを、地域を、自然を愛する人たちが過ごす温かな市。四季折々で変わる自然の遊び場があり、休日は大人も子どもになってしまうかも知れません。

市の「移住まるごとサポート課」ではいつでも移住の相談を受け付けています。仕事・住まいの紹介や、採用面接の交通費助成などのサポートも行っているので、まずは気軽に問合せてみてくださいね。
取材日:2021年8月

【由利本荘市 移住まるごとサポート課】

住所 秋田県由利本荘市尾崎17
問い合わせ iju@city.yurihonjo.lg.jp
HP https://yurihonjo-teiju.jp/

※本記事掲載の情報は、取材時点での情報です。(2021年8月)

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この記事に関するお問い合わせ

  • 秋田県 あきた未来創造部移住・定住促進課
  • 〒010-8570 秋田市山王4-1-1
  • Tel:018-860-1234 Fax:018-860-3871

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