お知らせ

関係人口もみな家族!関わることから鹿角暮らしを始めよう

移住に関する理想と現実を、真正面から受け止めてくれるNPO法人かづのclassy。移住に関する相談から、定住に向けた「人つなぎ」「仕事つなぎ」のサポートまで、個性豊かな面々が全面協力。古民家を拠点に活動中です!

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人が集う場所「かづのclassy」

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NPO法人かづのclassy事務局長の松村詫磨さん(右)と鹿角市の鹿角ライフ促進班の木村幸樹さん
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鹿角市の街中にある活動拠点「kemakema」。立ち寄りやすい立地も魅力

鹿角市のNPO法人かづのclassy(クラッシィ)は、移住相談窓口や関係人口案内所の機能を持つほか、地域住民と移住者の架け橋となるような独自イベントも開催。築140年を超える古民家「kemakema」を拠点に活動しています。

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かづのclassyの事務所でもある古民家「kemakema」。広い土間から4つの和室が繋がっている大豪邸
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「kemakema」で行われた交流会の様子

運営の中核が移住コンシェルジュ(地域おこし協力隊)の経験があるOBやOGのため、移住の不安や期待、現実を見据えて心のこもったサポートをしてくれます。「頼れる地域のコミュニティ、移住者の良き先輩」として、20代〜30代のメンバー7名が所属。「kemakema」には移住相談員が駐在し、電話やメールでの相談も受け付けています。「移住のことならここに相談すれば1歩前進する」と感じられる心強い存在です。

2016年の設立以降、個性豊かなメンバーは、やってみたいことが尽きない様子。拠点「kemakema」のさらなる活用や他地域と共同イベントなども検討中。事務局長の松村詫磨さんは「移住を少しでも考えている方がいたら、まずは遊びに来て欲しい。人によって価値観は違いますから、鹿角市を見て正直な気持ちで相談してください」と話します。

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「もし田舎に住むなら農業をやってみたい」という声に応えて稲刈り体験を実施。体験を繰り返し、少しずつ鹿角を知る方も
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「kemakema」敷地内の畑にはたくさんの農作物が実る。初心者でもお試し体験ができるす

そんな松村さんですが、実は大阪市から鹿角市へ生活拠点を移した移住経験者。今から7年前、脱サラして鹿角市の移住コンシェルジュの面接を受けに来たのです。次のページでは、松村さんの本音とかづのclassyの活動を詳しくご紹介します。

そんな松村さんですが、実は大阪市から鹿角市へ生活拠点を移した移住経験者。今から7年前、脱サラして鹿角市の移住コンシェルジュの面接を受けに来たのです。次のページでは、松村さんの本音とかづのclassyの活動を詳しくご紹介します。

●NPO法人かづのclassy
https://kazuno-gurashi.jp/tsunagaru/supporter

●Facebookページ
https://www.facebook.com/NPO%E6%B3%95%E4%BA%BA%Eは%81%8B%E3%81%A5%E3%81%AEclassy-1499713753395519

●鹿角市移住定住支援サイト
https://kazuno-gurashi.jp/

移住してきた方々と共に活動中

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鹿角市はきりたんぽ発祥の地。鹿角の文化や歴史を知ることで愛着がわく移住者も多い

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春の里山の様子。米代川沿いには桜が美しく咲き乱れる

かづのclassyは、鹿角市から移住定住に関する業務を委託されていることも特徴の1つ。鹿角市の鹿角ライフ促進班 木村幸樹さんは「移住コンシェルジュとしての経験を生かして活躍してくれているかづのclassyのメンバーたちの存在はとても心強いです。鹿角市は鉱山都市として栄えたので、他県から多くの方が仕事で訪れていた文化があります。他県の方に慣れ親しんでいるところがあると感じます。町の人たちは空き家に灯りがともるだけでもきっと嬉しいと思いますね」と教えてくれました。

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夏には田んぼの稲が青々と。稲と青空のコントラストが日常の風景
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9月の湯瀬渓谷。秋には美しい紅葉狩りを楽しめる

前頁でご紹介した事務局長の村松さんは移住経験者。現在は移住7年目の36歳。29歳まで大阪市でサラリーマンをしていたのですが、「田舎暮らし」と「起業」をしてみたいと一念発起。インターネットで調べたところ「鹿角市移住コンシェルジュ」の募集を見つけ応募したのだそうです。
そのときを振り返り松村さんは「鹿角市職員の対応がとても良くかなり前向きにお話を聞くことができました。当時ではまだ珍しい移住コンシェルジュ(地域おこし協力隊)という考え方をいち早く取り入れた自治体でしたので、活動の自由度が高くやりがいを感じました。面接を経て3年間の移住を決めましたが、一生涯ここに住むかは全く考えてなくて、まずは3年間の任期を全うしようという心づもりでした」と話します。

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花輪スキー場にあるジャンプ台でハイチーズ!雪国ならではのスポットが満載
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住むことを前提に鹿角市を訪れた方には、観光とは別の移住体験ツアーをご提案。写真は除雪体験

その日から7年、任期を終えてからも鹿角市の、のんびりあくせくしない暮らしに心地よさを覚え、たくさんの方に支えられて暮らしていると言います。今は移住定住に向けた「人つなぎ」「仕事つなぎ」のサポートをメインに活動しています。

松村さんに、これまでどんな方が鹿角市へ移住されたか伺いました。
「埼玉から移住された30代の縄文好きなご夫婦はとても感性豊かな方。染め物が好きでやってみたい!ということで移住されました。今では草木染めの商品を開発するなどして“工房天羽 amanoha”として活躍されています。さらに、カメラマンとしての技術もお持ちでしたので道の駅おおゆとコラボしてさまざまな活動をされています。もう一組は、仙台市から移住された30代のご家族。鹿角市に何度も通ってくれてご縁をつながせてもらいました。せっかく移住するのですから、誰と働くかを重要視してご縁をつないでいます。その他にも千葉県から移住し画家として活動している方もいますね」

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江戸時代から続くとされる、花輪朝市の見学の様子

一人一人の移住物語は十人十色。喜びもぶつかった壁も個々に違うのだと感じます。具体的な移住経験者のお話が聞きたい方はぜひ、かづのclassyへお問い合わせを。ラストは鹿角市の関係人口創出事業「鹿角家」をご紹介!

まずは、鹿角市の「関係人口」に!

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「離れていてもつながり、支え合う。それは家族のような絆。」をコンセプトに関係人口づくりにも取り組む
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青垣の山々と鹿角盆地

鹿角市の「鹿角家」という取り組みをご存じですか。鹿角市に積極的かつ主体的に関わりたい人を家族に見立て、関係人口を増やしていこうという取り組みです。
例えば、Uターンは出来ないけれど、生まれ故郷の鹿角が好き。まだ移住はできないけれど鹿角を応援したい。鹿角を第2の田舎にしたい。鹿角に行けないけれど、鹿角の魅力を広めたい!など、鹿角を想う心があればどなたでも登録可能。大家族プラットフォームです。

鹿角家ウェブサイト
https://kazuno-gurashi.jp/kazunoke

家族特典もありますのでぜひ鹿角家の家族(会員・登録無料)になってみませんか。

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ツアーお出迎え風景
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鹿角のママサークルとの育児意見交換の様子

最後に鹿角市の鹿角ライフ促進班の木村幸樹さんに、鹿角市にはどんな制度や特典があるのか聞いてみました。
Q.まだ移住を決めかねている方にはどんな制度や取り組みがありますか。
「今はコロナ禍なので、一時中断していますが、鹿角市いつでもお試し移住ツアー(2泊3日)を開催しています。移住者等との交流会もツアー内で企画しており、宿泊費と食費は鹿角市が負担しますので交通費のみ自己負担となります。子どもの学校が見たいなど細かい要望に応えられるよう個々にカスタマイズしたツアーになっています。また、移住後にはウエルカム事業があります。市内17事業者が参加しており、半日かけて5事業所ほど周ります。一人では入りにくい地元商店などを一緒に巡って、生活拠点を持ちやすくするもので、事業者様から特産品などの『ウエルカム』なプレゼントを頂けます」

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川遊び体験の様子。訪れる季節によってさまざまな体験ができる
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活動拠点であるkemakemaに、この夏オープンしたリサイクルコーナー「iccot(イコット)」

「そのほか、空き家バンク物件の成約者には最大100万円の修繕費用の補助があるほか、引っ越し費用の一部を補助するなどしています。今回ご紹介したかづのclassyでは空き家バンクの活動もしていますのでぜひ相談して欲しいです。また、地元の秋田銀行では移住定住者ローンという商品があります。利子を鹿角市が負担するというローンですので、車など必要な生活環境は整えやすくなっています」

鹿角市と一体となって移住定住をサポートしてくれるNPO法人かづのclassy、その拠点となっている古民家「kemakema」、さらには鹿角と関わりたい人が集う「鹿角家」など、魅力的な取り組み満載の鹿角市。あなたの第2のふるさとがきっと見つかるはず。

取材日:2021年8月

【NPO法人かづのclassy/kemakema(ケマケマ)】

住所 秋田県鹿角市十和田毛馬内字下小路51-8
電話 090-7329-0191(相談窓口)
HP Facebook

※本記事掲載の情報は、取材時点での情報です。(2021年8月)

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この記事に関するお問い合わせ

  • 秋田県 あきた未来創造部移住・定住促進課
  • 〒010-8570 秋田市山王4-1-1
  • Tel:018-860-1234 Fax:018-860-3871

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