お知らせ

イベントからサプライズ花火まで!毎月花火が打ち上がるまち

地元商工会議所によるカレンダー「花火暦」がつくられているほか、毎月のイベントからサプライズ花火、地元の花火師たちによるテスト打ち上げまで、日常的に花火があがる風景を楽しみながら暮らせる、全国的にも珍しいまちです。

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豊かさと利便性、そして花火

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見渡す限り広がる「仙北平野」。市町村別米収穫量は全国2位。米どころ秋田県のなかでも主要な産地です
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稲穂にたくさんの実が熟し、重みで頭を垂れるようにして実りの秋を知らせる頃、田園一面が黄金色に輝きます

秋田県の県南内陸部にある大仙市には、奥羽山脈を望む肥沃な仙北平野が広がります。
大仙市はブランド米「あきたこまち」の主要産地で、市町村別米収穫量は全国第2位。田園一面が黄金色に輝く秋景色は壮観です。農業が盛んとあり、食文化も大変豊か。市内の直売所は、地元の旬の食材を買い求める人々で毎日賑わいます。

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収穫の季節には「仙北平野」が黄金色に色づく秋景色となり、壮観な風景が楽しめます
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「強首温泉 樅峰苑」。大正ロマンの風情が残る登録有形文化財の宿

のどかな山野で温泉やアウトドアを楽しめる一方、駅前や国道沿いは開発が進み、大型の医療施設や商業施設がつくるまちの顔は近代的です。秋田新幹線や秋田自動車道などの高速交通網が整っていることも大きなメリットでしょう。東京駅と大曲駅の間は最速3時間5分でアクセスできます。
県の中央付近にあり、県内各地に出掛けやすいことも利点です。大仙市中心部からは、秋田市まで車で約1時間。人気観光地である「みちのくの小京都」角館までは車で約30分です。

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全国花火競技大会「大曲の花火」では、全国から一流の花火師たちが集結します
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開催時には70万人以上の人々が全国から集まり、会場周辺は大賑わいです

そんな大仙市の名物といえば、全国花火競技大会「大曲の花火」です。
毎年8月の最終土曜日に開催される「大曲の花火」は、全国の一流の花火師たちが腕を競う権威ある大会です。大輪が花開く「競技花火」はもちろん、夜空を光が覆い尽くすほどのスケールが魅力の「大会提供花火」も観客を圧倒します。

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花火ミュージアム花火伝統文化継承資料館「はなび・アム」。花火のルーツから知ることができます
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豊かな自然と利便性が両立する環境で、のびのびと暮らすことができます

「花火のまち」として市を盛り上げる取り組みは実に多彩で、市内では毎月花火が打ち上がり、花火のミュージアム花火伝統文化継承資料館「はなび・アム」も存在します。お土産品にも花火をモチーフとしたパッケージが多く、ユニークです。また、大仙市は子育て世帯のサポートに力を入れています。18歳以下の子どもは医療費無償!子育て支援施設が多く、保護者が集える育児サークルの活動も盛んです。

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大仙市地域子育て支援拠点施設「うさちゃんひろば」。子育てサポートも充実しています

さらに、「子育ての手助けがほしい人」と「子育てを手伝いたい人」とを繋ぐ「ファミリー・サポート・センター」を市が運営しており、保育所終了後の預かりや児童クラブの送迎などを気軽に依頼することができます。子育て世帯にとって心強い環境といえるでしょう。

移住者の受け入れにも積極的です。移住希望者へのサポートは、住宅の確保に関わる最大120万円の住宅取得支援金のほか、若者・子育て世帯の家賃支援、県外移住引越支援金の3本柱。市での暮らしを知ってもらおうと、農業体験や文化体験を取り入れた移住体験メニューも用意しています。
大仙市移住・定住支援サイトではさまざまな情報を提供しているので、ぜひ一度アクセスしてみてください。
https://www.city.daisen.lg.jp/welcome/iju/

さて、次のページからは、大仙市での実際の暮らしをさらに深くご案内しましょう。

市街地からすぐの大自然リゾート

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林野庁の「森の巨人たち100選」にも選ばれる貴重な自然資源です
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市街地からすぐの場所にありながら一年を通じて気軽にリフレッシュできる大自然リゾート「太田交流の森」

大仙市東側は奥羽山脈に接し、一帯が真木真昼県立自然公園に含まれます。
同公園内の川口渓谷には、樹齢1200年以上とされる巨大な天然杉「オブ山の大杉」が鎮座しています。幹回り12.4m、樹高34m。その幹の太さは秋田県一位、東北三位!

同公園付近には、雄大な自然を活用したリフレッシュ施設や温泉が集まっています。なかでも、太田交流の森は市街地からすぐ。一年を通し、手軽にリフレッシュできるスポットとして愛され、冬はスキー場として営業しています。

太田交流の森でぜひおすすめしたいのが、山頂からの眺望です。山麓から頂上付近までは、道路全長1,621mメートルのコンクリート舗装「パノラマロード」が通っていて、標高409m地点まで車で簡単に到達することができます。もちろん、歩いてじっくり登りハイキングを楽しむのもひとつ。ロッジの横に入山届けがあるので記入していきましょう。
パノラマロードを上りきった先の山頂駐車場では、格別の景色が待っています。

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「太田交流の森」山頂駐車場からの大パノラマ。水田が輝く仙北平野を一望できます
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約600メートルにわたる黄桜並木が満開になる季節は、多くの人々で賑わいます

仙北平野を眺める大パノラマ。晴れた日には十数キロ先の田の形までが美しく見渡せます。初夏は水を張った田が鏡面となって青空を映し、秋には稲穂の黄金の絨毯が広がります。夜景を楽しめるスポットとしても人気です。

太田交流の森そのものにも、四季の美しさがあります。4月中旬にはゲレンデにカタクリの花が咲き、散策を楽しむ人々を癒やします。5月中旬には約600メートルの黄桜並木が満開に。

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黄桜並木が満開になる頃、ゲレンデ中央の梨の木も開花を迎えます
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市街地から数分の立地にあるスノーリゾート「大台スキー場」

またこのシーズンは、ゲレンデの中央にある梨の木の開花時期でもあります。枝を白い花でいっぱいにする一本木は、初夏の里の景色に映え絵のように印象的です。太田交流の森は、ハイキングコースとして、山菜採りスポットとして、ハングライダーの出発点として…。さまざまな形で市民に愛されています。

そんな太田交流の森は、冬になると「大台スキー場」のスノーゲレンデに大変身!「いちばんちかくのスノーリゾート」というコンセプトが示すとおり、市街地からスキー場へはものの数分です。

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気軽にナイターも楽しむことができ、子どもから大人まで幅広く愛されています

職場からナイター営業の明かりを眺めて「これから行ってみるか!」と出発しても滑れてしまいます。仕事帰りにスーツ姿でゲレンデへ行き、駐車場でスノーウェアに着替える人も少なくありません。
大台スキー場は、付近の学校の冬休みに合わせ毎年12月下旬にオープン。2月の最終日曜日まで営業しています。

太田交流の森の付近にはほかにも、毎月花火を打ち上げる温泉宿「川口温泉 奥羽山荘」や、球場や体育館を備えた「横沢公園」、屋内・屋外グラウンドゴルフ場などなど、さまざまなレジャースポットが集まっています。

【大台スキー場】

住所 大仙市太田町川口字大台1-2
電話 0187-89-1788
HP https://ohdai.omagari-sc.com/
日中営業日 令和3年12月25日(土)~ 令和4年2月27日(日)
日中営業時間 ロマンスリフト AM9:00 ~ PM4:00

人が出会い、つながりを紡ぐ場所

大仙市高梨小学校の向かいにある築130年以上の古民家をリノベーションした「髙梨商店」。
大きな薪ストーブと一枚板のカウンター、そして開放的なオープンキッチンが迎えてくれる同店を営むのは、2019年12月に移住した松本紘幸さんと妻・さとりさんです。

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オーナーご自身と場所のルーツが重なり合う古民家をリノベーションした「髙梨商店」
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名物のローストチキンやお弁当、ドリンクなどが人気のキッチンカー

地元に店を構えたいという紘幸さんの思いと、さとりさんの懐かしく温かみのある古民家への思いから、高梨地区の空き家を探していたところ、この古民家と出会いました。かつて紘幸さんが子どものころ、この場所には神社があり、いつも参拝していたといいます。その後、神社は移転し、古民家として運命的な再会をしたこの場所のルーツは紘幸さんご自身の心にある温かな思い出とも重なり、さとりさんの古民家への希望も叶えてくれました。

長年東京で、飲食店の経営やキッチンカーの運営に携わってきたご夫婦による、実店舗とキッチンカーを活用した飲食店&弁当屋「髙梨商店」では、ランチやテイクアウト以外にも、イベント出店からケータリングまで幅広く手掛けています。自家栽培の無農薬野菜や地元の野菜を使用した無添加で自然派の志向をベースに、タイ料理からアフリカ料理、マクロビからヴィーガンメニューまで、そのレシピは無限です。

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「ローストチキン&グリル野菜」1羽(3~4人前)2,500円(税込)は、手土産としても人気です
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「週替わりランチ/ひろちゃんカレーとさとりちゃんカレーのあいがけカレープレート」1,100円(税込)

「髙梨商店」の看板メニューは、ローストチキン。味付けは、塩と砂糖のみ。ナラの木で燻製し、じっくり低温調理で焼き上げるため、皮はパリッと香ばしく、しっとりと柔らかくジューシーな食感に仕上がります。無添加のシンプルな旨味が、鶏肉の味わいをダイレクトに感じさせてくれます。

「週替わりカレーランチ(2種あいがけ)」は、オーナーご夫婦の共作プレート。ご夫婦それぞれがつくるのは、スパイスの配合からオリジナルの無添加カレー。ピリッとスパイスの効いた味わい深いカレーは、別々に食べてもよし!2種のカレーを混ぜて食べたり、添えられたピクルスや漬物を混ぜて食べてもよし!という何度も味変を楽しめる組み合わせになっていて、コンビネーション抜群です!

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宮古島から直接取り寄せた素材でつくる「沖縄そば」大盛850円/並盛750円/小盛650円(全て税込)
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木の実を収穫することで食事ができる子ども食堂として、同店が手掛ける「食事のなる木プロジェクト」

中太中華麺の宮古島風「沖縄そば」のお出汁は、鶏ガラと豚骨、昆布でじっくりと旨味を抽出し、鰹ベースの醤油ダレを使用したあっさり和風スープ。皮付沖縄県産三枚肉や島かまぼこを宮古島から直接取り寄せるこだわり振りです。アクセントにネギと自家製の紅ショウガを添えた沖縄そばは、スープまで飲み干すお客さんも多いのだとか。

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玄関前の木には大人の思いやりが形をかえた「食事のなる木の実」300円(税込)がたくさん飾られています
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新鮮なお野菜からお花やクラフト小物、ワークショップまで揃う「髙梨朝市」。ヨガやライブも盛り上がります

また、同店では中学生以下なら誰でも自由に利用できる子ども食堂「食事のなる木プロジェクト」を行っています。大人が食マークの描かれた木製の「食事のなる木の実」を購入して玄関前の木へ飾り、子どもが木の実を収穫すると沖縄そばが食べられる仕組みです。玄関前の木には、多くの「食事のなる木の実」がなっています。

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コロナ禍でスタートしたテイクアウトイベント「丸子川ナイトマーケット」
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20~30の出店者と、多い時には1,100名ほどの来場者で賑わいます

 ほかにも、毎月最終日曜日に髙梨商店前にて開催の「髙梨朝市」や毎月最終土曜日に丸子川小道にて開催の「丸子川ナイトマーケット」など、イベント運営も手掛けています。イベントへの出展者もまた、同店で出会い自然とつながった仲間たち。そのつながりを丁寧に紡ぎ、関係性を育むことで、人とのつながりを実感し、暮らしの土台となる安心感や豊かさとなって自分たちを支えてくれるのだとお二人は語ります。

隣に誰が住んでいるかわからない環境のなかで東京暮らしを経験したお二人だからこそ、人とのつながりや温かみを丁寧に紡ぎ、地元の良さを形にして提供できるのだと眩しく思えます。

人が集い、出会い、つながりを紡いでいく場所-。
「髙梨商店」やイベントがそうした場所となり、誰かの温かな原体験となって、次世代へと循環してくれることを願って、お二人は今日も活動しています。

【髙梨商店】

住所 大仙市高梨字米打橋11番地
電話 0187-73-7871
HP http://www.takanashistore.com/
定休日 月曜・火曜・日曜 ※12月27日〜1月5日は休み
営業時間 ランチタイム 11:00〜14:30(L.O.14:00)
     テイクアウト 11:00〜18:00
駐車可能台数 10台程度
※お弁当、オードブル、ケータリング等は随時対応できますので、まずはスケジュールをお尋ねください。

休日は自宅でのびのび「BBQ」

大仙市は、首都圏に比べて土地が安く、広い敷地や庭を所有し、持ち家率が高いエリア。移住者からは「都会と違って家や庭が広くて、のびのびと家で過ごせる」という声が聞かれます。
また、食の豊かさに加えて、肉屋や酒屋が多く揃っており、食材がすぐに手に入る利便性も嬉しいポイントです。
自宅でBBQを行いながら、ゆったりとした余暇を過ごす人が多いのも、このエリアの特徴かもしれません。

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お肉を購入したお客さんにはBBQコンロの貸し出しサービスも行っています

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地元産のお肉を中心に厳選された良質なお肉が並びます

GWやお盆などの大型連休には、連日BBQ用のお肉を買いに来るお客さんで賑わう「株式会社長沼商店」では、お肉を購入した方にBBQコンロなどを貸し出すサービスを行っているほどです。

同店では小売りから卸売りまで手掛けており、秋田牛や秋田由利牛、東成瀬産の短角和牛、大仙市産の杜仲豚をはじめ、桃豚や笑子豚など、地元産のお肉を中心に厳選した良質なお肉を取り揃えています。料理の用途や予算、欲しい部位などの希望に合わせて手頃な価格で提供しており、希少部位も事前注文により購入できます。

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大仙市中仙地域で育てられる「杜仲豚(とちゅうとん」。あっさりとした食べやすさが魅力です
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長沼商店オリジナルの「杜仲豚ウィンナー」

なかでも大仙市中仙地域で飼育された杜仲豚は、杜仲茶入りのエサを食べて育てられることで、コレステロール値が低く、さっぱりとした味わいのお肉です。

また同店では、杜仲豚を使用したオリジナルのウィンナーも販売しています。軽くさっぱりとした味わいでありながら旨味が凝縮されていてオススメです。

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地元の野菜などの食材やオリジナルのタレなどが並びます
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コロッケや和牛メンチカツ、エビフライなど、揚げたてをいただけます

ほかにも地元の野菜やお豆腐からお惣菜、オリジナルのタレや無添加のペットフードなど、幅広い品揃えが人気です。

【株式会社長沼商店】

住所 大仙市若竹町33-1
電話 0187-63-8629
HP http://www.nikunowakaba.co.jp/
定休日 なし
営業時間 9:00~19:00
駐車可能台数 10台程度

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創業68年の老舗酒店。県内外からお客さんが集まる超人気店です
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秋田の蔵のほか、秋田にはない個性を持った全国20~30軒の蔵から厳選して取り寄せています

大仙市には、県内外からお客さんが足を運ぶ酒屋さんがあります。
秋田の日本酒を中心に、米と造りにこだわった全国の銘酒を取り扱う「アキモト酒店」です。
入荷した日本酒をブログにアップすると、電話やメール、SNSで注文が入り、通信販売から休日の来店などで完売していく超人気店。

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つくり手の顔が見える日本酒を橋渡しするポリシーでセレクト。オリジナル銘柄のプロデュースも手掛けます
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野菜や豆類のほか、フェアトレードのドライフルーツやナッツ、チョコレートなども並びます

 店主は、秋田を日本酒の最先端を担うホットスポットだといいます。「清酒が持つ1,000年以上の歴史を紐解き、そこで得たヒントを現代の酒造りに活かしている研究熱心な蔵が多くあります。バラエティに富んだ日本酒づくりを行い、蔵のアイデンティティを確立し、秋田の気候風土を感じてもらえるお酒を造りたいという熱意にあふれたつくり手が増えているのです」と語ります。

また同店は、ノンアルコール飲料にも力を入れています。ビールやワインからフルーツスパークリング、ボタニカルビネガードリンクやクラフトコーラなどなど、飲む人も飲まない人も楽しめる豊富なラインナップです。
さらに店内には、量り売りのマルシェコーナーもあり、自然栽培の野菜や有機栽培の豆類、オーガニックパスタなどが並んでいます。本格的な地酒からノンアルコール飲料、体に優しい食材まで、自分に合った銘柄に出会えること間違いなしです!

【アキモト酒店】

住所 秋田県大仙市神宮寺162
電話 0187-72-4047
HP http://akimotosaketen.jp/
定休日 毎月第3日曜日、ほか、行事・出張の際に不定休あり
※その際は、ブログ・HPの新着情報などでお知らせいたします
営業時間 平日 9:00~20:00 日曜・祝日 9:00~18:00
駐車可能台数 8台程度

秋田は食材も地酒も豊か。日常的に花火があがる街「大仙市」なら、BBQもより楽しくなりますね。まるで毎日がレジャーのようです!

※本記事掲載の情報は、取材時点での情報です。(2021年12月)

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この記事に関するお問い合わせ

  • 秋田県 あきた未来創造部移住・定住促進課
  • 〒010-8570 秋田市山王4-1-1
  • Tel:018-860-1234 Fax:018-860-3871

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