引き継いだ事業を一番応援してくれたのは、地域のお客さんでした。

移住元・移住先 岩手県から秋田市へ
移住歴 4年

人に雇われて辛い思いをするのではなく、自分の判断で仕事をすることができるのでとても充実しています。思い切って移住して、お店を持って良かった!

秋田市保戸野で約 30 年続く店「美豆木コーヒー」。現在のオーナー・菅野利剛さんは、2015年に先代のオーナーからお店を引き継ぎました。菅野さんは岩手県北上市出身。高校卒業後に埼玉県の大学へ進学し、東京都内の企業に就職しました。昔からパン作りが好きで、いつか自分のパン屋さんを開きたいと考えていたそうです。

「インターネットで物件を探してこの店を見つけました。そこに『後継者募集』という案内もあって興味が湧いたんです。すぐに連絡して先代のオーナーに会い、この店を引き継ごうと決意しました」と菅野さん。事業の引き継ぎについては秋田県事業引継ぎ支援センターのサポートを受けて進めたといいます。

「先代オーナーからの要望は『美豆木の豆を引き継ぐこ と』。私にはコーヒー豆の焙煎の経験はもちろんなく、初めは馴染みのお客さんの厳しい声と向き合うことから始まりました。このままの味ならもう買いにこない、といわれたこともありました。でも、アドバイスをくれて応援してくれたのも、常連のお客さんでした。店舗や設備に加え、お客さんも引き継げたことが一番嬉しい」と事業引き継ぎならではのメリットを教えてくれました。

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