活動投稿

プロフィール

町民と作り上げたファイヤーピットと橋野さん

井川町地域おこし協力隊 橋野一勝(はしのかずまさ)さん

○所属:井川町役場 総務課 地域おこし協力隊

○出身地:大阪府 大阪市

○活動内容:イベント企画運営
      SNSを活用した情報発信
      日本国花苑キャンプ場運営
      ふるさと納税関連業務 など

移住したきっかけ

生き方に悩んでいました。

理想を諦めきれない自分と、理想から遠ざかっていく自分。何を選び取ることもできずに生活はガタガタに。そんな中、ぼんやりと写真フォルダをスクロールしていて気づきました。ほとんどの写真が、自然の中で撮ったものだった。思えば、私は田舎が好きでした。それまでの26年間を大阪で過ごしましたが、旅先はいつも山を選ぶほどに。

写真フォルダ

生き方がわからないなら、生きる場所を変えてみよう。

地方移住をしている友人に勧められた制度の中で仕事を探していると、「キャンプ場」の文字が。縁も所縁も全くない土地での仕事に、迷いなく応募しました。

あるとき、友人に言われました。「行動力エグいよね」と。

私のもっとも優れた長所は、行動力のエグさです。
それに気づくきっかけとなったのが、井川町です。

仕事や日々の様子

野外調理イベントの様子

実績を話した方がイメージしやすいかと思いますので、簡単に挙げておきますね。

・着任一か月で車をおシャカにした。
・プレゼンで大失敗した。
・地域の集まりに行き忘れて干されかけた。
・キャンプ場を有料化するために町政を変えた。
・キャンプ場関連の書類を一新した。
・町民とともにキャンプ場にファイヤーサークルをDIYした。
・野外調理のイベントをおこなった。
・62歳の親友ができた。
・難病を腸活で治した。
・児童館でクレープを作った。
・副業でお菓子屋さんを始めた。
・町のお祭りで豚汁を10万円売り上げた。
・チェンソーの扱いを覚えた。
・ブッシュクラフトアドバイザー講習を受けた。
・何かに役立つだろうと薪を大量に割った。
・キャンプ場の利用者データを統計し、傾向を調べた。
・秋田CM大賞で優勝するつもりで製作した作品が9位だった
・5キロ太った。

仕事をする上で意識しているのは、「私がいなくなったあとに残るものはあるか」ですね。その点であれば、ファイヤーサークル建設とキャンプ場有料化は、特にいい仕事した気でいます。ご協力いただいた皆様には感謝の念が尽きません。
自分で業務を決める性質上、非常にモチベーションを見失いやすいので、数値化することで現在位置を把握し、工程を決めています。

私生活は、大阪にいた頃より充実しています。体重計が残酷に数値を示します。ダイエットのモチベーションは下がる一方です。田舎暮らしはとても美味しくて楽しいですよ。

今後については、キャンプ場の利用者を伸ばす取り組みを強化していきたいですね。広報戦略はまだまだ未熟ですが、任期後の自己実現に繋がるスキルですので、必ず成し遂げます。
あとはクラフトイベントの数を増やし、キャンプ場を盛り上げるとともに、人前に立つ経験を増やしたいです。

協力隊を希望する方へのメッセージ

井川町にとって初めての地域おこし協力隊が私でした。元々そこに存在しなかったポジションであったため、誰にも扱いが分からず、お互いに出方を伺う状態(笑)。テーマに沿った業務内容を一人で決めることが、初めての仕事でした。それは地域おこし協力隊という仕事において、最も苦労する点であり、最も個性的な魅力でもあります。

「あれがしたい、これがしたい、それもやりたい!」

「あれはダメ、これもダメ、でもそれはイイよ」

考えをぶつける中で、次第に役場が私に求めるものが分かってきます。それは、町民が私に求めるものとは違ったり、なんなら私が仕事に求めるものとかけ離れていることも。そんなとき、最も簡単に変えられるのは「自分の解釈」です。身の回りすべての事象が私を祝福している前提で動きましょう。地域おこし協力隊に必要な素質は、「健康的な図々しさ」だと感じます。

いつかあなたと働ける日を、楽しみにお待ちしています。

稲刈りをしたときの写真

この記事に関するお問い合わせ

  • 井川町 総務課
  • 〒018-1596 井川町北川尻字海老沢樋ノ口78-1
  • Tel:018-874-4411 Fax:018-874-2600

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