インタビュー

自分らしさに気付かせてくれる秋田市での活動

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プロフィール

秋田市地域おこし協力隊 平石かなたさん

○所属:秋田市企画財政部人口減少・移住定住対策課(活動期間:2023年5月~)

○活動内容:移住定住促進

○出身地:兵庫県明石市


―コロナ禍をきっかけに、会社員というあり方について考えた―

高校生までは地元である兵庫県明石市で過ごしていたが、秋田市の美術大学に進学したのが秋田との出会い。大学4年生の時に、大学の就職相談を訪れ、ご縁があったのが秋田のテレビ局のADとしての仕事だった。そこで約3年間働いた頃、幼少期から憧れていた地元兵庫に拠点を置く通販会社に転職したが、コロナが流行り始めたこともあって気持ちが不安定気味になり、休職を繰り返すようになってしまった。それと同時に、改めて会社員というあり方について考えるようになった。


―ミラクルが続き秋田へ再上陸―

体調を崩したこともあり、秋田にいるパートナーのそばで暮らしたいと考えていたところに、秋田市役所職員として働いていた大学の同期から地域おこし協力隊の募集があるという情報が届いた。
『地域おこし協力隊とは?一体ナニモノ?』
正体が可視化できず、地域おこし協力隊というものに漠然と不安な思いでいた。それでも、今の状況を打開するためにもチャレンジしてみたいと、応募に至った。面接官がAD時代に一緒に仕事をしていた方で、人とのご縁にミラクルが続き、地域おこし協力隊になることを決心した。


―移住ツアー参加者の声がやりがいに―

普段は移住ツアーの企画やアテンド、移住者向けの交流会の企画やSNS発信を行っている。移住体験住宅民泊施設を利用された方に「秋田市で生活してみて何が足りていないのか?なぜ秋田市を訪れたのか?」等、インタビューを実施。

「移住ツアーは私自身の裁量で決められることが多いので、私なりのおもてなしをしっかりできるようにしています。秋田市出身ではないからこその視点で秋田市の現況をお伝えできるのは、私の強みであるし、ツアーに参加された方から「あのツアーががなかったら移住していなかった」と言われると、とてもやりがいを感じて、よりツアー参加者に寄り添いたいと思うようになりました。」
また、昨年度共同で運営をした「ネオレトロ盆踊り」では、様々な方との関わりがあった。相手の目線に立ってサポートをしたり、役割分担をしたりと、チームで動くことの経験となった。

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移住ツアーで市内を案内

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「ネオレトロ盆踊り」内のワークショップ

AD時代に培った技術を活かすことができているのがinstagramでの動画発信。フリーランスとして孤独な仕事も多いが、自分のペースで仕事ができて充実した日々を過ごせているという。また最近は、リアルな時間を大切したいという考えにシフトしているという。

その活動のひとつが、秋田市内で手にできるフリーペーパーの制作。元々紙媒体が好きで、SNSを見ない世代の方々にも、自身の活動を届けたいという思いからこの企画を始めた。この活動に対しての反響はSNSのようにすぐには届かないものの、「毎回発行を楽しみにしている!」という声を聞くと、制作に熱が入る。フリーペーパーのイラストや文章などが退任後のお仕事に繋がると信じて続けている。

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イベント「イラストレーターに聞く、イラストレーターとつくる」

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制作したフリーペーパー


―夢の実現に向けて一歩ずつ着実に―
 

任期終了後は個人事業主として活動していきたいと思っている。
「私の場合やりたいと思ったことはほとんど実績に繋げられています。地域おこし協力隊での活動は挑戦というチャンスの時間です。まだ、自分を信じられるだけの実績はないですが、グラフィックデザイナー兼クリエイターになっていけたらと考えています。動画制作や文章作成など、今は手段を選ばず副業しながら自分の実力を試し、評価もしっかり受け止め、少しずつステップアップしていきます!」


―最後に協力隊に関心のある方へのメッセージ―
 

「地域おこし協力隊は会社員ではないので自主性を求められることが多いと感じます。移住サイトやSNSには基本的に良いことしか書きません。でも自分にとってマイナスな面はあるはずです。まずは地域おこし協力隊のなる前に一度訪れてみて、その地域の空気感を感じてみることをオススメします!」

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地域の伝統行事・草市(抹香づくり体験の様子)

インタビュー日 令和6年10月15日

 

この記事に関するお問い合わせ

  • 秋田県 あきた未来創造部移住・定住促進課
  • 〒010-8570 秋田市山王4-1-1
  • Tel:018-860-1234 Fax:018-860-3871

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