インタビュー

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プロフィール

湯沢市地域おこし協力隊 齋藤 あゆみさん(さいとう あゆみ)

○所属:湯沢市 産業振興部 観光・ジオパーク推進課

○出身地:秋田県にかほ市

○活動内容:ジオパークのツーリズムと、周知するためのイベント企画など
      湯沢市の観光全般の事業に関わらせてもらっていました。


◎地域おこし協力隊になる前の経歴を教えてください。

 北海道で製菓会社の通信販売部に所属し、1年間オーストラリアへ渡航しバックパッカーを経験後、大阪で営業職をしました。その後、東京で旅行業に携わる準備をしていました。


◎地域おこし協力隊になったきっかけはなんですか?

 旅行事業者をしたいと思っていたのですが、どこかに行って急に起業するのはハードルが高いと思っていました。そのため、秋田県内で旅行関係のツーリズムの活動ができ、かつ雇用関係がないところを探していたところニーズにマッチするのが湯沢市の協力隊の募集でした。


◎具体的な活動内容はなんですか?

 観光・ジオパーク推進課に所属し、企画、ワークショップ、観光全体の事業に携わりました。仕事内容は協力隊と、事業者としての関わりが半々で、地域おこし協力隊は自分のミッションと繋がりが深いです。1 年目はジオパーク資源、事業者と繋がり、地域を知ること重視して、2 年目から観光全体を、3 年目はグリーンツーリズムや、自分のミッションをやりつつ独り立ちできるようにしました。

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◎活動をする上で大変だったことはありますか?

 同じ秋田でも地元にかほ市と方言も生活環境も大きく違い、慣れるのに時間がかかったことです。


◎活動していく上での魅力はどこにあると思いますか?

 関わる人の数が増えていくことがまず浮かびました。一つのプロジェクトが上手くいけば、新しい紹介が受けられたりして新しい挑戦をしてみたい人との関わりが生まれることもありました。

 その他には、地域の PR や観光は発展途上にあると思っているので、学びが多くて楽しいです。良いものを作っている方々が多いので、相手の得意と自分の得意な PR をかけ合わせられるようなつながりで活動できることにも魅力を感じています。

 一番面白かった活動は、最初にツアーを造成した時、最初は不安そうだったガイドさんたちに楽しかったと言ってもらえたことですね。

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◎湯沢市はビジネスをする環境としてはどう思っていますか?

 湯沢市はいいものが多いのですが、そのいいもの一つ一つを線で結ぶ機会があまりないので、その魅力一つ一つを線で結んでストーリーを作って、魅力をもっと多くの人に知ってもらう PR するソフトな部分の磨き上げをするという部分では、たくさんのビジネスチャンスがあると思います。

 

◎任期終了後の活動を教えてください。

 個人事業主として活動していきたいと思っています。「人と人を繋いで新しい価値を作る」というミッションの軸をブラさずこれからも活動していきたいと考えています。


◎今後の目標はありますか?

 地域活性化には地域にお金を落とす必要があるので、その仕組みを作っていきたいと考えています。小さなプロジェクトベースで地域の魅力を少しずつ PR していき、大きな予算のものがあればスケールできるので、これから小さなコンテンツを作っていき、スケールできるような地域活性化が加速できるようなパートナーも見つけていきたいと考えています。事業は、ただ広げるのではなく、自分のミッションを軸に置いて沿ったものを行っていきたいと思います。


◎将来の夢を教えてください。

 引き続きミッションに沿って「人と人を繋いで新しい価値を作る旅」で地域活性化につながるきっかけづくりをしていきたいと思います。


◎協力隊になりたい方へメッセージをお願いします。

 目的をしっかり持つことと、自分がやりたいことが協力隊になりたいと思っている地域でできそうかどうかを事前に調べることが大事だと思います。ミスマッチが起きてしまうと続かないケースというのもあるので、地域が求めるものと自分がやりたいことをマッチングさせて、任期を有意義に過ごして欲しいですね。

令和4年2月10日インタビュー実施。

この記事に関するお問い合わせ

  • 秋田県 あきた未来創造部移住・定住促進課
  • 〒010-8570 秋田市山王4-1-1
  • Tel:018-860-1234 Fax:018-860-3871

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