インタビュー

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プロフィール

にかほ市地域おこし協力隊 移住リエゾン 小林 裕高さん(こばやし ゆたか)

○所属:にかほ市 商工観光部 商工政策課

○出身地:秋田県井川町

○活動内容:移住定住サポート
      移住後の生活情報提供


◎地域おこし協力隊になったきっかけはなんですか?

 人を楽しませたり、誰かのためになることがしたかったこと、フェイストゥフェイスでありがとうを言ってもらえる仕事がしたかったからです。


◎なぜにかほ市を選んだか教えてください。

 仙北市の地域おこし協力隊を終える時で、ミッションが仙北市の時よりもハッキリしていて移住というテーマに取り組んでみたいと思ったからです。何より、仙北市での協力隊活動をしたことで秋田県内でのつながりも増え、活動の幅を広げていけると考えて、選びました。


◎まだ任期中ではありますが、にかほ市での暮らしを振り返ってどうですか?

 コロナ過での活動となり、にかほ市はやりたかったことができなかった2年間だったが、オンライン等で新しい情報発信の仕方を試すことで、できないことができるようになった2年間でもあったと思います。なによりそういった期間があったことで、職員の方々と協力関係を築くことができました。業務を思うようにやらせていただいています。


◎実際に暮らしている場所に魅力を感じていますか?

 雪かきしなくて良いのはいいなと思いました。海も山も近いので出かけたくない人にとっては暮らしやすく、コンパクトな街なので買い物も困らないです。


◎課題だと思うことはありますか?

 人の顔が見えないこと。コミュニティが閉鎖的で、コミュニティ同士の関わりが少ない気がします。製造業が中心の街だからかもしれませんが、明るくてポップな血気盛んな人が少ないと思います。どちらかというと物静かな印象を感じています。


◎にかほ市でお世話になっている人はいますか?

 お世話になっている方は、いっぱいいます。酒屋さんや魚やさんなど、本当に感謝しています。

 

◎きっかけはどうやって作りましたか?

 ほとんどが、直接訪問して知り合ったりしています。昼飯を一緒に食べてからだったり、ご飯をご一緒したその人にお友達を紹介してもらって知り合いを増やしています。そういったつながりはかなりあります。


◎付き合いを広げる上で役所のサポートはありますか?

 付き合いを広げる点においては、自ら動いて関係性を築いています。役所の目の届く場所以外に行きにくいところもあるので、業務とのバランスを考え、はじけすぎないように意識しています。移住サポート業務を一任していただいているなど、市から求められることに応えつつ、こちらから提案したりと、市との関係性は良好です。


◎秋田全体に対して感じることはありますか?

 個人の活動として、相方とキャミソウルブラザーズという、ダンスパフォーマンスをしていて、イベントで県内を回ってはますが、仙北市とにかほ市しかきちんとは知らないので何とも言えないですね。


◎パフォーマンスはこれからも続けたいですか?

 楽しいと思えている間は続けていきたい。


◎面白いことをやり続けていくこと。それによって地域が盛り上がっていくこと。その先にお金を稼いでいくことがあると思うが。お金稼ぎの優先度についてどう考えていますか?

 全くないとは言いませんが、優先度は低いです。そもそもお金稼ぎが優先なら協力隊はやっていないです。


◎協力隊になりたい方へメッセージをお願いします。

 行政の仕組みや公務員という職業について知っておいた方がいいと思う。民間企業とは全く違いますし、ルールに従って行動し業務にあたる必要があることがあるので、協力隊になる前セミナーがあったらいいのになと思います。


◎公務員へのギャップはありましたか?

 どういう考え方をするのか、どういう命令形態になっているのか理解していなかったので仙北市時代に苦しみました。心がけていることは密に連絡することや、作文をきちんとして思いや内容を伝えるようにしています。基本、同じミッションを共有し、そのために業務についているので、共通理解が得られると、業務スピードもあがりました。複数名の移住相談を受けておりましたが、実際ににかほ市に移住された方もいて、移住後のくらし(お仕事やお住まい)のサポートをチームでさせていただいております。


◎活動期間についてはどう思いますか?

 短いと思います。たった 3 年ですからね。年度が長くなれば報酬と拘束時間が減っていくなどであればいいと思いますし、例えば 6 年任期とかであればより定着できる人が増えると思います。


◎協力隊の制度についてどう思いますか?

 恩恵を受けていない人にはやっかまれる事もあるが、お金をもらいながら自立のための準備ができ、自己実現ができるので、いい制度だと思います。

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令和4年2月4日インタビュー実施。

この記事に関するお問い合わせ

  • 秋田県 あきた未来創造部移住・定住促進課
  • 〒010-8570 秋田市山王4-1-1
  • Tel:018-860-1234 Fax:018-860-3871

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