インタビュー

町の魅力発信と暮らしを楽しむ講座・イベントの開催

プロフィール

八峰町地域おこし協力隊 吉田 真己さん(活動期間:2021年7月~)

○所属:八峰町企画財政課

○活動内容:定住・移住コンシェルジュ
      (定住・移住サポート、情報発信、県外在住八峰町出身者とのネットワークづくり、その他定住・移住促進に関する業務全般)

○出身地:青森県青森市


人と接し、関わりや貢献感を持てる仕事を求めて

吉田さんは、福岡の都会で暮らしていたが、転職することを決め次に何をしようか考えていたところ、八峰町で暮らすお姉さんが協力隊の仕事を紹介してくれたことがきっかけで、協力隊に着任した。

「都会暮らしを経験したので、落ち着いた静かな所で暮らすのもいいなという思いがありました。また、前職では人のために仕事をすることにやりがいを感じていたので、人と関わって、直接的に誰かの役に立てる仕事をしたいなあと。なので地域の人と関わって地域のために活動する協力隊の仕事に魅力を感じました。八峰町での今の暮らしは仕事もプライベートも楽しいし、自分のペースに合わせて仕事を調整できて、体調もとても良いです。週末は姉や甥と過ごしたり、他地域の協力隊と色々な所に遊びに行ったりしています。今まで暮らした福岡などに比べると不便な部分はもちろんありますが、必要があれば秋田市や東京にすぐ行けるし、今の時代はネットショッピングで何でも手に入るので、ここでの生活を満喫できています。」

八峰町は現在、「地域住民の定住と、さらなる移住」を課題としており、吉田さんもそれに則して設定されたミッションを中心に、住民が町での暮らしをより楽しめることを大事にしながら活動している。彼女が着任してから重きをおいてきたことは、より多くの方に地域おこし協力隊である自分の存在を知ってもらうこと、そして、地域の魅力発信をするために、吉田さん自身が地域を知ること。

オンライン移住ツアー配信の様子

「町の行事には積極的に参加するようにしていますし、車で町内を走っているときに、人がいれば車から降りて話しかけたりします。ゲートボールをしているおじいちゃんおばあちゃんの輪に入っていったり。あとは、地域の方とのつながりが増えると思い消防団にも入団しました。また、協力隊の活動として地域の魅力を発信するために町内各所を取材していますが、実際に体験することを大切にしています。農家さんの作業や、小学校の田植え、子ども園の芋掘りなど、見学するだけなく一緒にやらせてもらったり。一緒に泥まみれになることが大事かなと思っています。」

ネギの種まき体験

カミツレ(カモミール)の収穫体験

吉田さんのそういった姿勢からか、いつのまにか、町の子どもたちに会うと「まみちゃん!」と話しかけられたり、近所の方から野菜や魚をもらったりするようになったという。吉田さんが地域の方とつながり、輪を広げている様子が伺える。また、定住・移住のために重要な要素の一つである仕事・就業関連情報についても、事業者を訪問し、町にはどのような仕事があり、どういった働き方をしているのかについて取材し、SNSを通じて発信している。

このほかに、吉田さん独自の特技を活かした活動が、韓国語や韓国文化を学べる講座、イベントの開催だ。韓国の大学に留学し、外国人に韓国語を教える免許を取得した吉田さんは、地域住民が楽しめることを少しでも増やせればと開催している。町の生涯学習講座事業を活用して開催した韓国語講座には、10名程が参加し全5回で終了したが、その後も続けてほしいとの依頼があり、現在も個人的に講座を継続しているという。また、韓国のお菓子を作りながら韓国文化を紹介するイベントには、子どもから大人までが集まり、とても賑わった。さらに、韓国に関すること以外にも、八峰町の魅力のひとつであるラベンダーを使ったアロマグッズづくりのイベントを開催したり、自身の空港勤務経験を活かし、航空会社職員の大館市地域おこし協力隊員とコラボして、旅行講座を実施したりしている。

「講座やイベントは自分も楽しめていますし、地域の方が同じ趣味でつながっていくのが嬉しいです。自分の特技を活かした活動もできて、自分軸で働けているなあと実感しています。決められた活動ミッションはありますが、やらされている感覚もなく、やりたいことをさせてもらっているので、日々がとても充実しています。任期はまだ1年ちょっとあるので、ここで暮らしながら何ができるかを模索していきたいと思っています。任期後は、韓国に関することを仕事にするのが夢です。」

韓国のお菓子づくりイベント


協力隊に興味がある方にメッセージを

「自由度が高く、自分のやりたいことに挑戦することができると思います。また、人と繋がることが好きな人にはぴったりです。それぞれの市町村のスタンスやミッションは違うので、自分の希望にマッチするところでぜひ挑戦して欲しいと思います!」

2022年12月1日インタビュー実施。

湯沢市 地域おこし協力隊 古賀 恵理子さん                        (活動期間:2020年4月1日〜)

PRとデザインの力で地域のブランディングに貢献する
大潟村地域おこし協力隊 明平 冬美(あけひら ふゆみ)さん
(活動期間:2021年10月〜)
○所属:大潟村総務企画課
○活動内容:地域資源の価値創出、関係交流人口の創出と拡大・イベントの開催、秋田県立大学との連携強化
○出身地:秋田市

この記事に関するお問い合わせ

  • 秋田県 あきた未来創造部移住・定住促進課
  • 〒010-8570 秋田市山王4-1-1
  • Tel:018-860-1234 Fax:018-860-3871

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