秋田で色と自然を楽しみながら
ゆとりのある生活を。

星 由真 Hoshi Yuma
秋田県大仙市出身
東京のIT会社に勤めながら、
秋田にリモートワーク移住。
01. 丁寧な暮らしで生活の質が豊かに
Q.リモートワーク移住で暮らしの変化はありましたか?
一番実感しているのは「生活の質」の部分です。リモートワーク移住前と比べ、かなり豊かになったなと感じています。生活費が抑えられたり、時間的な余裕ができたのはもちろん、何より秋田の自然であったりとか、ゆったりとした時間の流れの中で、四季の移ろいを余裕を持って感じられるようになりました。
Q.秋田での時間の楽しみ方について教えてください。
東京から一緒に秋田へ移住したパートナーと外食をしに行くことがよくあります。美味しいご飯を食べたり、二人ともお酒が好きなので。特に秋田でその時期にしか食べられないもの、例えば冬だったら「だだみ」(白子)とか、有名ですが「きりたんぽ」とか。ハタハタとか見かけると「冬きたな」みたいな。旬の食材で季節を感じることができるのが楽しみの一つです。
秋田には日本酒の酒蔵がたくさんあるので、横手の方までちょっと足を延ばして日の丸醸造さんで酒蔵見学をしつつお酒買ったり、食分野は色々エンジョイさせてもらってます。
友人が遊びに来たときは、夏だったら竿燈まつりとか、私の地元大曲の花火に連れていくこともあります。リーモートワーク移住をした後は今まで行ったことがなかったお祭りに行ってみようって、今年は能代の方まで行って天空の不夜城や、土崎の土崎祭りに行ったりもしました。お祭りだったり、伝統文化みたいなところ、移住前には知らなかった楽しみもたくさん発見する毎日です。

02. 出社は月一回、普段は自宅でリモートワーク。
Q.普段はどのような環境でリモートワークをされていますか?
基本的には自宅でリモートワークさせてもらっているんですけど、たまに気分転換をしたくなるので、近くのカフェに行ったり、秋田駅のALVEの中にあるコワーキングスペースで仕事をしたりもしますね。木の素材が素敵なスペースなので落ち着いて仕事に取り組むことができています。
Q.首都圏との移動の際にはどのような手段を使うことが多いですか?
月1の出社のときには、新幹線を使うことが多いですね!大体4時間かからないくらいで東京に着けるので、午前中移動して午後から出社 するスケジュールでそのまま3、4日ぐらい東京に滞在をすることが多いです。
コワーキングスペースの利用料、通信費、交通費や宿泊費に関して県の「リモートワーク支援金」という補助制度を使わせていただいていて、個人的には大きく負担が減って本当にありがたいですね。

03. 厳しくて優しい秋田の冬
Q.雪や冬の季節は過ごしにくさを感じますか?
雪自体は好きなんですけど、やはり移動に関して大変さを感じることがありますね。公共交通機関の場合は雪で遅れが出たり、そもそも運行が止まったり、車においては、雪道の運転に注意しないといけなかったり、冬タイヤの準備をする必要もあるので、やっぱり冬の移動はなかなかハードル高いなっていう風に感じていますね。移住した最初の年に「はじめての秋田暮らし応援事業」という制度を利用して補助金で冬タイヤの購入をしたりして活用させていただきました。
Q.地域の人との印象的なエピソードはありますか?
山道を運転してた時にスリップしてしまい、横に突っ込んじゃったことあるんですけど、そのとき偶然通りかかったトラックの方がすぐに降りてきて、後ろに積んであったロープとかを出してきて、グッと車で引っ張ってくれたことがありました。普通だったらJAF呼ぶと思うんですけども、「もうこれだったら運転あとできるべ!へばな!(もうこれで運転できるよ、じゃあ!)」みたいな感じで、お礼を言う間もなく颯爽とすぐいなくなっちゃったり。雪道に限らず結構助けてくれる人、秋田には多いなって思います。

04. リモートワーク移住の支援制度
Q.リモートワーク移住をするにあたり、活用したサポートや補助制度があれば教えてください。
一番最初に移住を考えたときに、東京の「Aターンサポートセンター」(※現在は「あきた暮らし・交流拠点センター アキタコアベース」)を利用しました。そこは、秋田の移住全般の相談ができる場所で、まずオンラインで打ち合わせをしていただき、その後相談員さんから、具体的な支援金や移住した方々のエピソードなどを教えてもらいました。具体的なサポートについて把握することができたのはありがたかったですね、、。
そこから移住するにあたって、「初めての秋田暮らし支援金」を備品購入等の準備に利用させていただき、さらにリモートワーク移住をするということで、「リモートワーク支援金」という形で3年間の通信費、東京出張した時の交通費、宿泊費、あとはコワーキングスペースの利用料も補助をいただいて、活用させていただいております。

05. 移住に興味があれば、まずは相談を
Q.秋田へのリモートワーク移住を考えている人、興味を持っている人たちにメッセージがあればお伝えください。
実用的な面で言うと、生活費を節約して暮らすことができるという利点がありますが、個人的には生活の質が上がるという面をみなさんにお伝えしたいですね。静かな環境で仕事に集中できるだけでなく、食、自然や文化が凄く豊かな土地でもあるので、四季を通して色んな楽しみ方ができる、飽きが来ないような土地かなと感じてます。
もちろん支援制度も色々整ってますし、分からないことがあった時に相談しやすい窓口もあるので、そういったサービスを利用することでハードルもググッと下がるのではないかと思っています。
秋田の人達って結構助けてくれやすいといいますか、困ってる人を見ると、こうした方がいいっていろいろアドバイスしてくださる方が多いですね。首都圏とかに比べたら、人と人とのあたたかなやりとりの場面、機会が増えるんじゃないかなと個人的に思います。
